No.64『 朝陽 』  

kneedrop22010-10-16

『 朝陽 』    作詩:五十嵐精一


眩しい朝陽が射して
美しい緑の中に散らばる光り
高原に響く鳥たちの声


君が湖のほとりでひとり
しゃがみ込んでいる


一枚の木の葉が水面に落ち
君の後ろに
僕が立っていることが
水面に映りわかる


君は振り向きながら
昨晩 泣きはらした瞳を
こすりながら
何も言わず笑ってる
     
         1980年作品











































The Poetic Works of Seiichi Igarashi