『 Tears 』 作詩:五十嵐 精一
Tears ひとつ青春の中で散って
心が真実(ほんとう)の姿をみせようとしない
髪はながく伸ばせたけど
君の心が読めなくなった
雨が心の窓をたたく
いきなり哀しくなってきた
Tears ふたつ青春の後ろに去って
僕は肩を落とし すっかりうつむいた時
君の便箋の香りはすっかり消えて
朝が早い雨の街から
綺麗な思い出だけを残して
君は消え去ろうとしている
コスモスの花々が
しあわせを匂わせていたけど
君と一緒に走れなかった
1979年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi