『 旅の途中 』
作詩:五十嵐精一
朝のゆるやかな小径を
君の歩調にあわせながら歩く
彫刻が立つ精神の広場
空にたくさんの鳩がはばたく
ちかくの教会を訪ねてみると
ステンドグラスが
光りに映えていた
透きとおる青空の下
公園の記念碑の前で
私は祈る 旅の途中
オレンジ色の太陽がゆっくり沈む
黄昏た寺院の方を向いて
君は手を合わせ祈っている
樹齢千年の古木の精霊が
君の魂に何か語りかけている
2009年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi