No.16 『 よろめいても 』

kneedrop22009-10-22

『よろめいても 』 
     作詩:五十嵐精一


よろめいても よろめいても
まだ きぼうがある

よろめいても よろめいても
あるく ぼくの  じんせい


まだ すべては すててないような
きがするけど


たしかにまだ なにかが
のこっているのは わかるけど
いまからでは まにあわない


よろめいても よろめいても
まだ ゆめがある

よろめいても よろめいても
いきる ぼくの じんせい


もう なんにも のこってないような
きがするけど


よろめいても よろめいても
かぎりない ときのかず
また ひとつずつ けしていく
 
          1978年作品



The Poetic Works of Seiichi Igarashi