・若草屋北斎@詩的・音楽的同志よりの激励(推薦文)1

kneedrop22016-07-28

∞ 詩的・音楽的同志よりの激励
(五十嵐精一詩集推薦文∞   若草屋北斎


『Web Program 五十嵐精一詩集』

ONAIR!(刊行)おめでとうございます。
一友人として心より祝福申し上げます。」


申し遅れたが、私は「若草屋北斎」と名乗る氏と志を同じくする者である。
以後、お見知りおきを…。
 
氏と私ともうかれこれ長い付き合いとなる。
人生においても「詩人」ということにおいても
私にとって尊敬すべき大先輩である。
しかしそれ以上に親友であり、冒頭述べたように
同志であると思っている。


氏の作品がどれも素晴らしい、というのは
今さら私ごときが述べるまでもないことであり、また、個人的に特に好きな作品を取り上げ、自分なりに評論するのは比較的容易なことではあるが、この場において、私から1つ1つ作品の解説をするのは得策ではないように思う。


何故ならば、人によって受ける作品の印象はまったく違うからである。
下手な解説を付け、先入観を持って読まれるくらいなら、最初から作品解説などない方がいい、というのが私の考え方である。

 
少々前置きが長くなってしまったが、そういったわけで、今回は詩人・五十嵐精一の内面的部分を私なりに掘り下げ、それをもって推薦文とさせていただくこととした。

 
さて、「詩人」として見た場合、私と氏とは3つの点において非常に良く似ていると思う。もちろん性格はまったく違うし、取り上げる詩の題材や表現方法も異なるわけだが、その発露となっている精神的構造が似ていると思うのである。
そしてそれは、詩人、特に男性の詩人にとっては、
共通の「条件」であり、見ようによっては非常に
「鼻持ちならない人種」である、と言えるのではないだろうか。



1つ目は  ?  ナルシストであるということ


つまり、「自分大好き人間」である。
そして「自分の作品が最も優れている」と常に思ってしまうのである。さらに、自分は個性溢れる非凡な才能の持ち主であり、「自分の作品は自分にしか書けない」とも思っている。
 
だから「誰かの作品と似ている」と評価されることを非常に嫌う。もちろん、過去の優れたアーティストに出会わなければ今の自分はないわけだから、その影響を受けているということ自体は否定しはしない。

だが、自分としてはそれら諸先輩方の作品を「消化」あるいは「昇華」し、それらの要素をうまく組み合わせ、あたかも「自分独自の世界観を作り上げた」と思っていたいのである。そしてそれはある意味真実である。そうやって私達は1つ1つの作品を作って来たのだから…。
 
さらに、それらの作品に非凡性や独自性を持たせ、「他のアーティストとは違う」と主張するため、我々は色々な表現を使う。時に比喩を用い、また難解な表現に変えてみたり、人称を変えてみたり、わざと主語を省略したり、と…。本当に伝えたい内容はごく単純なものであるにもかかわらず、である。


でもそれでいいのではないだろうか。
だって他のアーティストも皆そうしているのだから…。
あるのは認知されているか、プロとして売れているか・いないか、の違いだけである。
 
ところで、日本にはそれとは異なり、すべての無駄を排した表現世界が確立されている。それは、短歌や和歌、そして究極的には俳句の世界である。そこには自分の主義主張というものは存在しない。そこにある情景を感じたとおりに表現するだけである。

 
 五・七・五という限られた字数的制約の中に余計な感情を入れる余地はない。しかし、時に森羅万象あるいは宇宙の理を表現し、併せて些細な感情の機微まで入れてしまう、というのだからこれらは世界にも誇れる芸術だと思う。千年も昔の人が詠った歌の「スマートでありながらなんと深い表現であるか」、ということに今さらながら驚かされてしまう。
 

 しかしながら、私達には決して優れた和歌や俳句を生み出すことはできないし、その必要もない、と思っている。私達の詩はあくまでも歌として「歌う」ことを前提に書いている。歌いたいことを限られた字数に集約するには無理があるし、第一、五・七・五では短すぎる。
だから私達はあくまでも「俳人」ではなく
「詩人」なのである。 (つづく)

                       
The Poetic Works of Seiichi Igarashi

No.101 『 Lucky Clover 』 

kneedrop22016-05-25

『 Lucky Clover 』
          

 作詩:平栗精一郎


あなたは6月生まれの白鳥
真っ白な肌 透き通るこころ
人のこころを思いやり
天使のような美しい女性(ひと)
こんなにも内面が美しい人に
出逢ったことがない
いつも会うと思う
彼女は内面の美しさが
滲み出ているから
彼女はいつも綺麗なんだ


あなたは6月生まれの白百合
可憐で可愛い 生まれたばかりの
清純な顔立ちから
穢れを知らない赤ちゃんのよう
こんなにも笑顔が素敵な人に
出逢ったことがない
いつも笑顔を見ると思う
彼女は健気で謙虚に
暮らしているから
彼女はいつも素敵なんだ


あなたは6月生まれの純白のBride
ため息がでるほど美しい
清楚で優しさに希(のぞ)まれた
しあわせの四つ葉のクローバーのよう
こんなにもそっと気づく人に
出逢ったことがない
いつも話しを聴いて思う         
彼女は自然を敬愛し
まわりに感謝しているから        
彼女はいつも幸せなんだ
             
        
2016年作品


The Lyrics of Seiichi Igarashi

No.100 僕のささやかなクリスマス

kneedrop22015-12-23

僕のささやかなクリスマス
  作詩: 平栗 精一郎

街が光り輝く
今 生きているというしあわせ


すべては必然で意味があって
生かされているということ


そしてあなたに出会えた奇跡 !


僕はこれからみんなのために何ができるんだろう


碧い碧い海に潜りこんで
世界のはじまりについて考える


僕のことはさておき
みんながしあわせになればいい


あなただけが持つ かけがえのない笑顔


もうすぐ新年になる 新年に向けて
生きる意味を問いたい


全世界に向けて祈る
The Prayer Of Universal
世界中の人々の幸福を祈る


自分だけがしあわせではいけない
世界ぜんたいがしあわせにならないと


深い深い美しい森に入り
世界の幸福について索ねよう


僕のささやかなクリスマス
一人ぼっちのクリスマス


だけど僕は歌を作り
あなたの世界に向けて 希望の歌を唄う
あなたのこころのドアは 開くかな?!


繋がろう 繋がりたい 魂のレベルで
確かめ合いたいんだ もう 時間がないんだ


この歌が僕から君への
ささやかなクリスマスの贈り物


澄みきった青い地球の中
みんな一緒に それぞれの夢を叶えよう

          
          2012年作品




The Poetic Works of Seiichi Igarashi

No.99 Nostalgic Days

kneedrop22015-03-31


Nostalgic Days

   作詩:五十嵐精一



13歳の時に僕の部屋に
やって来たラジオカセット
僕の音楽の世界は
カレンの声と共に一気に広がった
初めて聴いた美しい声は
" Yesterday Once More "


1975年の中学1年の月曜の午後
女の子から初めて手紙をもらった
とても綺麗な字でうれしくて
うれしくて何度も読み返した

                  
冴えない僕 チャーリー・ブラウン
かわいいガールフレンドが出来た
今も彼女には感謝している
僕なんかと付き合ってくれて
 
     
14歳にラジオ番組
’オールナイト・ニッポン’で
知った泉谷しげる
僕の将来の夢はミュージシャンになった
初めて聴いたメッセージソングは
" 寒い国から来た手紙 "


1976年の中学2年の金曜の午後
親友 伸ちゃんが転校すると聞いた
その晩 ふたりで伸ちゃんの家の
小さいプレーヤーで泉谷を聴いた

彼が転校した後 我妻君と春休み
常磐線に乗り彼の住む海岸の町
いわき市の豊間に泊まりにいった
夜 寝たら 波の音が聴こえた        
    
         2011年作品




The Poetic Works of Seiichi Igarashi

No.98Encora! 希望の明かり

kneedrop22015-01-01

『Encora! 希望の明かり 』
       作詩 : 五十嵐精一




もう 涙をぬぐおう そう 涙を拭いて
我々の時代はもうすぐ そこまで来ている
変化の兆しを感じ取ろう 
この荒波の時代を泳ぎきろう


そうだ!もっと創造力を信頼すべきだ
自分を見つめ 謙虚になって
つつがなく おしみなく 
エゴを取り出し 捨て去ろう


君にはあたらしい時代の到来の
Vision見えるよね

君にはやり遂げることが出来る力が
授けられている


直感を大切に 心の声に従おう 
そして良心に・・・


Beat goes on....!
すべての答えは自分の中にあるんだ
自分の心の中をくまなく観察しよう!


すべての平安 希望の明かり


まもなくアセンションの時代の幕開け
今まで君に起こった出来事すべてに意味がある


無常を受け入れ 執着を捨てよう
そして希望の明かりを見つけよう


天から降りてくるWordを書きとめよう
すばやく そう 直感が感じとるまま


祈りを捧げよう 自分にそして大切な人へ


Beat goes on....!
あなたの言葉で感じた心で


Beat goes on....!
言葉で 祈りで そっと伝えよう


Beat goes on....!
そっと そっと伝えよう


Beat goes on....!

                            2011年作品





★このWeb詩集掲載の作品の一覧を
ご覧になる時は
この右上の【記事一覧】という箇所を
クリックするとご覧になれます。
そして、日付もしくは詩のタイトルを
クリックすると詩を鑑賞できます。



「五十嵐精一 詩集」を最初の回からご覧下さい
URLこちらです。
URL:http://d.hatena.ne.jp/kneedrop2/20090905
作品に対して、感想やコメントがございましたら
気軽にお寄せ下さい。
みなさまからコメントを戴けるのを
(o^ー')b♪ 楽しみにしています。


The Poetic Works of Seiichi Igarashi     

No.97 UTAのある暮らし

kneedrop22014-12-31

UTAのある暮らし』
        
作詩:五十嵐 精一


ガイド 最後の影 魂の木
イマキュレ(無垢)
Grove Sacred(聖なる森)

                    
あなたの魂に希望の明かりを届けたい

             2011年作品
                  

































The Poetic Works of Seiichi Igarashi

No.96『映画のヒロインのような君 』   

kneedrop22013-06-08

『映画のヒロインのような君 』   
   作詩:五十嵐精一


夕闇が部屋に近づくと
ふたりの一日が始まる
TVではいつものNews
君はもう朝食とは呼べない
豪華版のdinnerを
俺の目の前にひろげる
いつでも君との愛は確かで
俺は映画のヒロインのような君を
毎日 愛している


深夜が窓辺から去ると
ふたりの一日が終わる
BGMはslow jazz
夜明けに眠るにはイイ
Coltraneの
Balladsが流れている
いつも一緒にいると飽きるのに
俺は映画のヒロインのような君に
毎日 飽きない
        
      1982年作品 



The Poetic Works of Seiichi Igarashi