『 Radicaist 』
作詩:五十嵐精一
優しい瞳が苦い涙を生んだ
耐えられない心が泣き荒れ狂いはじめる
信じられるものがなくなりはじめて
疑いの中で真実という言葉が生まれ
汚れた過去も時間の中で褪せる
あきらめの心は拘束の中で生まれ
いらつきが意味のない壁を壊す
生活に理想を持ち人は生きるが
考えることが苦手な人は何も生まず
存在すら批判されても戦いはしない
肉体と呼べる確かな血の温もりは
やがて灰になり
作品は地上で退廃して
魂だけが宇宙へ向かう
1981年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi