『 春の雪 降る町 』
作詩/作曲：五十嵐精一
私の住んでいる町は
風が囁きかける町
春の雪がちらつく
もう3月というのに
電車も今日は日曜日なので
着くのにちょっとかかるみたい
春先だから町の人たちも
忙しさに身を任す頃
それなのに私は彼とデート
コートの襟を立てて
傘をステッキ代わりにしたりして
春の雪 ちらつく映画館前
待ってる私 あなたを
風が頬を変える頃に
あなたに寄り添ったりする
春の雪がちらつく
もう3月というのに
寒さのせいでちょっと言葉も
のらなくなってきたみたい
春先だから町の店飾りも
そろそろ取り変わる頃
それなのに私は彼とデート
コートのポケットに
手を入れて気取ってみたりする
春の雪 ちらつく 春先 寒い町
愛してる私 あなたを
1978年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi
