No.58 『 The 錆びれた夕暮れ 』

kneedrop22010-08-24

『 The 錆びれた夕暮れ 』作詩:五十嵐精一


真夏の渇いた街に夕暮れが
涼しげな風を送り込む
 

2人の恋の行方を知るため
偶然のようにビルの谷間で君と逢う


             
いつも決まってよくある誰かの
噂話みたいに2人はイイ加減で
あまりにも心が片輪で
突き刺す雨に打たれ
 

The 錆びれた夕暮れ
ふたりはまだ愛の意味は知らない





             
真夏の賑やかな街でイルミネーションが
勝手に踊り 人々も急ぎ足

             
二人の愛は再生の予感
当然のように夢のLove Touch


             
いつも決まってよくある何処かの
別れ話に陥る二人のカンケイ
普通でも眼が悪いのに
本当の暮らしなどわかりゃしない


             
The 錆びれた夕暮れ
ふたりはまだ愛の意味は知らない
          1983年作品



































The Poetic Works of Seiichi Igarashi