No.34 『 君の心の 』

kneedrop22010-02-12

  『 君の心の 』 
    作詩:五十嵐精一


 君の心の扉は
 僕にしかノック出来ないと思っていたけど
 さよなら 時は止まってしまった
 どこか 雨が強く降る街を探しに


 君の心の中から
 僕の姿はもう消えてしまうと思うけど
 さよなら 心は離れてしまった
 どこか 笑顔が似合わない灰色の朝


 君の心の港には
 僕の船は繋がれていると思っていたけど
 さよなら 錨ははずされてしまった
 知らない港へは僕の船は着けない
                  
             1979年作品






















































The Poetic Works of Seiichi Igarashi