No.35『 深夜2時の退廃 』

kneedrop22010-02-14

『 深夜2時の退廃 』  
     作詩:五十嵐精一


  うかれた街になったのは
  夜の化粧で分かる
  翼がない奴らは今日も深夜の
  Discoで踊り狂ってる
  期待を裏切り笑ってる社会
    
  Ah〜 昇る 昇る
  灰皿の中で煙が昇る
  しらけた感じで過ごすのは
  まっぴらなんだ


  深夜2時の退廃
  過去がすまないと本当に
  挨拶している
  今さら謝られても夜に翔ぶだけ



  都市も唸っているのが
  夜のNewsで解る
  今日も価値観がすごい勢いで
  変わるから酒がたりない
  欲望を手にして笑ってる社会
    
  Ah〜 変わる 変わる
  優しく思いやりたいけど
  めまぐるしさで変わるそして
  人間みな独り


  深夜2時の退廃
  心がいじけて酒なんかで
  ゴマカサレナイ
  危ない国で今日も流され生きてゆく
                   
            1982年作品





















































The Poetic Works of Seiichi Igarashi