『 うつ伏せの恋 』
作詩:五十嵐 精一
夜の色が淡くBlueに落ちて
恋が夜とわかれ
一日が夢の彼方でぼやけ始める
心を癒して寒くかじかんで
あの人のことを想い
今 テラスから雨をみつめている
狂ってしまった風に恋して
星たちは空にひつっいて
病は体にはりついて
元気よく言葉が踊らないから
Blueにくすぶる心
うつ伏せの恋なんて
たたんじゃって燃やしてしまおう
アメリカンコーヒー片手に
恋のスキップしながら
夜が化粧を落としてゆくと
港も綺麗に朝を迎える
1980年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi