『 混乱の入り口 』
作詩:五十嵐精一
月が鈍く射すキラータウンに
俺の罪の意識が足を踏み入れる
暴力が未来をも支配したとしたら
奴らはすべてまでのみ込んでしまうかも
許されるはずのない悪の論理は
俺のとまどいをも壊し始めた
めまぐるしさも追い越すスピードで
俺の狂気も増殖する
地下に通じる階段を降りると
悪意に満ちた混乱の入り口
Real Time頭の中でたしなんでも
Real Time憂鬱にかきたてられ
計算されてる街の構造が
つまり信じあえない 路上の呼吸
付き合えないぜ 奴らの心理
今 混乱の入口の前にいる
希望の夜明けは訪れず
何も一向に好転しない
1984年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi