『恋の終止符』
作詩:五十嵐精一
いきなり空から降りてきたのは雨
今 どしゃ降りの中
子供の手から離れた風船ひとつ
灰色の空に昇る
夢がないから微笑みもない
哀しみの空 風船 消えた
恋をなくしそうな今 愛がない
だから 夜も逢えない
ピリオドを打とう あの娘に
put a period to my heart
明日になったら 終止符を
愛がないから 手紙がこない
哀しき靴も濡れている
電話かけてきた あの娘の声ひとつ
会話が切れる
冷めはじめた恋
だから仕方ない今日
あの娘どうしているだろうと
この頃 想うこともない
1978年作品
The Poetic Works of Seiichi Igarashi